杉うちわの楽描
今回は数年前に友人に贈った杉うちわに楽描いたものを少々
こちらは秋田の東由利という地域に伝わる「山桜の花かんざし」という民話を題材にして描いたものです。
どんなお話かというと、
【あらすじ】
宿の村の旅籠屋に山桜のかんざしをつけたおこうという娘が置いてくれと願ってきた。主人の七平はしかたなく雇うことにすると、おこうはかいがいしく働きまわった。おこうは近くに山に住む子狐だったが、人間の暮らしにあこがれ、母狐は山の神に願って子狐を娘の姿に変えてもらったのだった。ある日、母親狐が村人に捕らわれたのを見て、おこうはもうここにはいられないと悟り、山桜のかんざしを残して山へ帰って行った。
と、こんなお話です。なんだか切ないですよね。
いつか一連のお話を絵巻物にして描いてみたいです。